トガニタン(牛の膝軟骨スープ)
トガニタンの栄養価と健康への効果
トガニタンは、韓国料理の一種であり、牛の膝軟骨を使ったスープです。その歴史は古く、伝統的な食べ物として親しまれてきました。「トガニ」は牛の膝軟骨とその付近の肉を指し、見た目はスジ肉のように透明でプルプルの食感が特徴です。
トガニタンにはコラーゲンはもちろんのことカルシウムも豊富に含まれており、美肌効果や関節が弱い方や骨折した方の療養食としても食べられます。
トガニタンとソルロンタンの違いは?
トガニタンとよく似たスープ料理に「ソルロンタン」という料理があります。ソルロンタンもじっくりと煮込まれた白いスープで、見た目はトガニタンとそっくりです。
違いを挙げるとすれば、ソルロンタンは牛の骨と一緒に、様々な部位の肉を煮込んで作ったスープ料理。一方、トガニタンは牛の膝軟骨とその周辺のお肉だけを煮込んで作った料理になります。
ソルロンタンとトガニタンを両方扱っているお店もありますが、ソルロンタンはあってもトガニタンはおいてないお店もあります。
そういった事情もあって、ソルロンタンに比べたら、トガニタンはちょっと知名度が低いですね。
トガニタンは女性の方にお勧め!
トガニタンは、特定の部位を使っているため値段がちょっとお高めです。
しかし栄養の観点から見れば、ソルロンタン以上にコラーゲンが豊富に含まれているので、お肌のうるおいやシワを改善する効果が高く美肌を保つことが期待できます。
トガニタンの調理方法
トガニタンの伝統的な調理方法は、長時間煮込むことで膝軟骨からコクのあるスープが作られます。濃厚というよりもあっさりしていて臭みもありません。味付けはニンニクや生姜、塩、胡椒などで行います。また、近年では現代風の料理にも取り入れられており、様々なアレンジレシピが存在します。
トガニタンの食べ方
韓国の食堂やレストランで提供される薄い白濁色のスープは、はじめからある程度の塩味はついていますが、あくまでも薄味レベル。ここに各自テーブルの上に用意された塩とコショウで味付けします。
スープはまったく辛くないので、辛さを加えたい場合はお好みでコチュカル(唐辛子の粉)を入れて味付けしましょう。中にご飯やキムチなどを入れる食べ方もあります。